主要プログラム
大会長講演
10月24日(火) 10:10〜10:40 タワーホール船堀5F 大ホール
CL
山本 雅之
(東北大学東北メディカル・メガバンク機構)
「東北メディカル・メガバンク計画と個別化ヘルスケアの推進」
プレナリー講演
大規模データが切り拓く次世代ヘルスケア
10月24日(火) 10:40〜12:00 タワーホール船堀5F 大ホール
新型コロナウイルス感染症のパンデミックは、大規模データによる医療の取り組みができていないことを浮き彫りにした。大規模データによる次世代ヘルスケアの実現に向けて、まず、新型コロナウイルス感染症の教訓から、我々が直面している課題を共有し、いかに克服してゆくか議論する。次に、国を挙げた医療DXが進展するなかで、ICTにより未来の医療をいかに実現するか展望する。さらに、医薬品・ワクチン開発とDXの最前線についてご講演いただき、大規模データが切り開く次世代ヘルスケアの実装に向けた議論を深めたい。
座長
山本 雅之(東北大学東北メディカル・メガバンク機構)
演者
PL01-01
末松 誠
(実験動物中央研究所)
「データシェアリングによる医療課題の克服と展望:新型コロナからの教訓」
PL01-02
堤 浩幸
(富士通)
「デジタルトラストでつなぐ日本と医療の未来 - 次の世代へと医療のバトンを渡すために」
PL01-03
鈴木 蘭美
(モデルナ・ジャパン)
「モデルナ x デジタルの最前線」
招待講演
ポストAI時代の創薬のための構造計算生物学
10月24日(火) 13:30〜15:00 タワーホール船堀 5F 大ホール
ポストAI時代の構造計算生物学をテーマに、まず、わが国の幅広い生命科学関連研究に立脚し、優れた研究成果を創薬研究などの実用化研究開発に繋げるBINDSによるアカデミア創薬に関する研究支援基盤事業を紹介する。次に、AlphaFold2に代表されるAIによる構造予測を取り上げ、ポストAI時代に向けて「問題の構造」を議論しながら、機械学習を実際に創薬へ適用し効率化をする際の克服すべき課題についても議論する。最後に、ポストAI時代の構造計算生物学を展望する。
座長
井上 豪(大阪大学)
木下 賢吾(東北大学大学院情報科学研究科)
演者
IL01-01
井上 豪
(大阪大学 大学院薬学研究科)
「AMED-BINDSによるアカデミア創薬に関する連携支援体制の構築」
IL01-02
櫻庭 俊
(量子科学技術研究開発機構)
「AlphaFoldを振り返る」
IL01-03
関嶋 政和
(東京工業大学)
「機械学習を実際に創薬への適用による効率化と克服すべき課題について」
IL01-04
池口 満徳
(横浜市立大学生命医科学研究科/理化学研究所計算科学研究センター)
「AI時代の分子シミュレーション」
IL01-05
木下 賢吾
(東北大学情報科学研究科/東北メディカル・メガバンク機構)
「ポストAI時代の構造生物学と創薬研究の今後の展望」
プレナリー講演
コホート・バイオバンクで挑む次世代ヘルスケア
10月25日(水) 10:00~11:30 タワーホール船堀 5F 大ホール
コホート・バイオバンクの大規模データでいかに次世代ヘルスケアに挑むのか。まず、創薬・医療から、衣(アピアランスケア)・食・住(環境制御)にまでの、より広い産業の参画による次世代ヘルスケアの研究開発について概観する。次に、コホート研究により日々の生活を営む人々の習慣や環境と健康とを実際に結びつけ、いかに健康寿命を延伸する社会、個人の対策につなげるかについて取り上げる。最後に、個々人のゲノムデータやウェアラブルをはじめとした環境曝露のデータに基づく次世代ヘルスケアの実現に向けて展望する。
座長
武林 亨(慶應義塾大学医学部)
演者
PL02-01
小林 憲明
(内閣府 バイオ戦略有識者)
「バイオ戦略におけるデータ利活用の現状と次世代ヘルスケアにおける可能性について」
PL02-02
玉腰 暁子
(北海道大学医学研究院 社会医学系部門)
「コホート研究によるエビデンスの構築」
PL02-03
寳澤 篤
(東北大学大学院医学系研究科)
「エビデンスを個別化ヘルスケアにつなげる ―東北メディカル・メガバンクの成果を中心にー」
招待講演
ビッグデータと創薬
10月25日(水) 13:30~15:00 タワーホール船堀 5F 大ホール
ゲノム情報や医療・健康情報の大規模データとAI創薬による次世代ヘルスケアの研究開発が急速に進展している。本セッションでは、まず、ビッグデータ医療時代のデータ駆動型の医科学、その成果により診療所の医師がゲノム電子カルテを用いてゲノム医療をする未来について概観する。次に、AIは創薬を変革できるのかーChatGPTの出現によるAIのブレークスルーとAI創薬の現状と今後の方向性について取り上げる。さらに、大規模データをいかに創薬に利活用するのか、製薬会社の挑戦と展望について議論する。
座長
荻島 創一(東北大学高等研究機構未来型医療創成センター/東北メディカル・メガバンク機構)
演者
IL02-01
田中 博
(東京大学/東京医科歯科大学)
「ビッグデータ・AI による医学・医療の第 3 次革命と未来の医学」
IL02-02
奥野 恭史
(京都大学大学院医学系研究科)
「AIは創薬を変革できるのか」
IL02-03
安藤 達哉
(武田薬品工業)
「大規模ヒトデータをどう創薬に活かすか:タケダの挑戦と展望」
プレナリー講演
リスク予測による個別化予防
10月26日(木) 10:00~11:30 タワーホール船堀 5F 大ホール
ゲノム情報や医療・健康情報の大規模データの利活用して、いかにリスク予測による個別化予防を実現するか。まず、遺伝統計学による疾患感受性遺伝子領域同定、細胞組織特異性に着目した疾患病態の解明からゲノム創薬・ゲノム個別化医療の社会実装まで概観する。次に、人口知能・機械学習手法によるゲノムリスク予測の現状と今後について展望する。さらに、わが国で初めて保険償還された医療従事者間のアプリ、患者向けのPHRや地域包括ケア向け介護・看護アプリなどによる新たな地域医療とデータ利活用の可能性について議論する。
座長
清水 厚志(岩手医科大学)
演者
PL03-01
岡田 随象
(大阪大学大学院医学系研究科)
「遺伝統計学による病態解明・個別化医療・ゲノム創薬」
PL03-02
田宮 元
(東北大学大学院医学系研究科)
「機械学習・人工知能によるゲノムリスク予測」
PL03-03
坂野 哲平
(DeNAライフサイエンス)
「遠隔診療とPoint of Careがもたらすデータ利活用モデル」
パネルディスカッション
次世代ヘルスケアの未来
10月26日(木) 13:30~15:00 タワーホール船堀 5F 大ホール
次世代の医療、ヘルスケアのために、ゲノム情報や医療・健康情報のデータの利活用が重要なことは論をまちません。より大規模なデータを利活用して精緻な研究を行うために、一人一人の生涯にわたるデータについて、昨今は最新のモバイルヘルスの情報技術により日常生活についての細部にわたるデータについて収集が企図されたりするようになりました。一方で、こうして収集された大規模なデータを利活用しきるために越えなくてはならないことには、制度、利活用する技術、マインド、データを提供するための仕組み、あるいは思い、さまざまなことがあります。これからのヘルスケアを考えて、多様な立場から展望します。
座長
座長見出し
長神 風二(東北大学東北メディカル・メガバンク機構)
パネリスト
1
吉澤 尚
(弁護士/バイオ戦略有識者)
2
荻島 創一
(東北大学未来型医療創成センター/東北メディカル・メガバンク機構)
3
安中 良輔
(日本製薬工業協会 産業政策委員会/第一三共)
4
天野 慎介
(全国がん患者団体連合会)